真言宗御室派玉泉院.

大和新四国八十八ヶ所霊場 第29番札所
真言宗御室派

湯塩山玉泉院

  
@奈良県五條市西吉野町


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当院開創と本尊地蔵菩薩


弘法大師が高野山開創の砌、吉野山から高野山上山の途中、当院に立ち寄られ轡の滝にて御修法の時、水煙に力が現れ、たちどころに延命地蔵尊となり感得された、そのお姿をお大師様自ら一刀三礼しその地蔵尊を彫り当院に安置されました。



南北朝時代


後醍醐天皇が足利将軍によって京都より賀名生の地に逃げ落ち南朝の仮の御所を置き、黒木御所(現在の黒渕周辺)と名付け、吉野朝廷(南朝)を開く。その時、当院も御供料を下賜され境内を修繕す。
その後、北朝の光厳天皇(光厳院禅定法皇)もこの地に逃れ失意の中、当院にて出家得度され、法皇自らが緋衣の袖に大師彫刻の地蔵菩薩包み当院に安置し、帰郷と復権ならびに国家平定をご勅願されました。
その時、法皇を匿った功績により地蔵尊の勅額と菊の御紋を賜りました。




初午法要


西吉野湯塩地区では古来より旧暦の初午の日に合わせて大般若転読法要を厳修し、一年間の幸福を祈願しております。

柴燈護摩供


日本古来の『修験道』に伝わる野外における護摩祈願方式で、屋外に結界をめぐらし道場を建設しその中央に薪を積んで『護摩壇』を構え、山伏が祈願を込めて火を点じて修法することを柴燈護摩と言います。

火渡り修行


柴燈護摩の秘法を修し、その余燼の上を歩いて渡ることを火生三昧といい、一般では火渡りと言います。この護摩によって心の迷いを焼き尽くし、明るく生き抜く意欲が生まれます。
みなさまぜひ不動明王の広大無辺なるご慈悲とご加護をお受けください。